Audi A4 2.0 TFSI quattro S-Line (DBA-8KCDNF) 2014.02〜

わが家の主力機としてB8号機が配備されました。約8年乗ったB7モデルに別れを告げ、後継車種はB8 A4 2.0TFSi quattro S-Lineです。カラーはファントムブラックPEで遠目にはただのブラックに見えますが、近づくとパールが入っているのがわかります。
フロントグリルは昨年のフェイスリフトで上端の角が折られ6角形のシャープな印象になりましたが、日本国内のナンバープレートとはやはり相性がイマイチ。やはり横長の欧州タイプの方が似合いますね。

横から見ると、フロントアスクルが大きく前進してホイールベースが伸びたのがわかります。このおかげで後席足下が大きく広がった一方、最小回転半径が5.2mから5.5mとなり、取り回しが少し大変になりました。
サイドマーカーはドアミラーに移行したのでフロントフェンダーにあるのはS-Lineバッヂです。
後席左右のウインドウとリアウインドウには前車と同様にディーラーでスモークフィルムを施工してもらいました。


斜め後方から見ると、ルーフエンドからクウォーターピラー付近にかけてのラインに先代B7,B6や先々代B5からのDNAを強く感じ取ることができます。ディテールの造形やモチーフが変化しても、デザインのベースとなる部分はしっかりと継承されているようです。
このB8からトランクヒンジの形状が大きく変更され、国産車にみられるようなバナナタイプになりました。トランクルームが狭くなるので個人的にはあまり好みではないのですが、このおかげでリモコンキーで開けるとができるようになりとても便利になりました。

タイヤはPIRELLI Cinturato P7 245/40-18ですが、街中でもドタバタしないのでさほど硬い印象はありません。前車よりサイズアップしましたが、MichelinやDUNLOPに比べて、軽快な印象です。
純正ホイールは開口部が広く、スポーク部分のエッジもうまく丸められいるのでブレーキダストが付着しても洗いやすくなっています。
純正ホイールがとても似合っているで、冬用スタッドレスタイヤのホイールは何を履こうか悩ましいところです。









S-Lineのバンパーはご覧のとおり最下部がかなり前にせり出しています。ノーマル版に比べてダンパーとスプリングの仕様が異なり、車高が低く設定されているS-Lineシリーズですが、必要な最低地上高が確保されているのでコンビニ駐車場のストッパーや、歩道を跨ぐときにも触れることはありません。
ヘッドライト内部にはLEDのポジションライトが設けられています。ドイツ本国ではこれを点灯させデイタイムランニングライトとして使用しているようですが、日本国内では点灯しない仕様となっています。聞くところによると、ディーラーではない街中のチューニングショップでは簡単なコーディングでデイタイムランニングライト化が可能なようで、ネット上にも施工事例が多数紹介されています。

ステアリングにもS-Lineのバッヂが付いて、パドルシフトや各種コントロール類が集中しています。グリップ部分両サイドの造形は、一昔前にアフターパーツで販売されていた有名ブランドのステアリングのような形となっています。
ステアリング右側のスイッチで音声による電話やナビのコントロールが可能ですが、音声で操作できる範囲があまり広くないため、殆ど使ったことがありません。レクサスのように直接コールセンターと会話できるわけでもありませんし。

ナビやAMI(Audi Music Interface)をコントロールするセンターコンソールも初期型に比べてボタン数が削減されて使いやすくなり、慣れてくると前をみてステアリングを握ったままブラインドタッチだけで操作可能です。
オプションのMMI接続アダプターを付けたので、手持ちのi-Podを接続してMMIのコンソールから選曲できます。CDやSDカードなどのメディアにも対応していますが、容量が大きいiPodが使えるようになったので、全く使用する機会がありません。
センターコンソールにはこの他スイッチ方式に変わったパーキングブレーキと、坂道発進をサポートしてくれるアウディホールドアシストが装備されています。
総じて言えるのは、前車と比較してソフトウェアで操作を設定する項目が圧倒的に増えたことです。ワイパーの交換もセンターコンソールから画面を見て操作するのには驚きました。
走りは以前のB7に比べると1クラス上になった印象です。これは何といっても長くなったホイールベースのおかげで、ゆったりとしています。また、シフトは1段増えて7速となり、DモードのほかSモードも選択できるようになりました。Sモードを選ぶと一段低いギアをキープして加速するとともに、減速時のシフトダウンはわざわざブリッピングして「ブウォン」と鳴る芸の細かさです。

日常の足として、遠乗りの相棒として、また高級ホテルの玄関横づけもこなせるわが家の頼れる一台です。
● 純正アルミホイールの修理

S-line Package

S-line専用 フロント・リヤバンパー、サイドシル
S-lineエンブレム(サイド)
●ドアシルプレート(
S-lineロゴ)
S-line専用スポーツサスペンション(quattro社製)
5ツインスポーク デザイン アルミホイール(8Jx18+245/40 R18タイヤ
S-lineエンボス加工ロゴ入り フロント スポーツシート
●スプリントクロス
+レザー
S-lineロゴ入り パドルシフト付本革巻き3スポーク マルチファンクションスポーツステアリングホイール
●マットアルミニウムパネル
●ブラックヘッドライニング


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