My Guitar 4 / YAMAHA Pacific Custom 1998.06〜

約20年ぶりに買ったYAMAHA製のギターで、PacificaシリーズのTop of the Lineです。
私が買った最初のエレキギターは、ストラトコピーモデルのYAMAHA SR-400でした。当時、小遣いをせっせとためて買ったのですが、親に無断で買物をしたとしかられたものでした。SR-400は、その後高出力タイプのPUへリプレイスしたり、ピックガード裏にアルミ板でシールドを施したりと、いろいろ改造しましたが、結局友人に売ってしまいました。

さて、このギター、ボディ&ネックは、アメリカWarmoth、PUはDiMarzio、組立ては日本のYAMAHAと、文字通り太平洋をはさんだ組み合わせで、Pacificaというネームがピッタリです。
手にしてみると、とても丁寧に造られているのがわかります。ボディ、ネックはすべて艶消し塗装で、ピックアップ用のザグリ内側までが黒く塗られているのには驚きました。
PUはH-S-HレイアウトでF+MとM+Rがフェイズアウトです。楽器店で同モデルを試奏したときにはこうなっていなかったのですが、実際に注文したものが届いたらちゃんと配線されていてちょっと得した気分です。
トレモロユニットは、フロイドローズライセンスのYAMAHA Rockin' Magic-Pro III が搭載されています。このユニットは一般的なフロイドローズのように弦のボールエンドを切り落とすことなく、ストラトのように裏側から通すことができるので便利です。トレモロの効きはもう一本のストラトに比べると穏やかですね。
ヘッドの裏側には、Warmoth社のシンボル、亀さんマークがついています。ボディが比較的軽い割りには音は太い、といってもLes Paulほどではありません。最大の特徴は、にぎりの薄いネックで、これがプレイヤビリティに大きく貢献しています。カッタウェイも深く、24フレットまで無理なく運指可能でホントに弾きやすいです。でも24フレットって実際にはあまり使わないですよね。
楽器屋さんの店頭で中学生くらいの親子連れがエレキギター買う場面なんぞに出くわすと、思わず胸にジンときてしまいます。10代でエレキギターを買うには、まず親の抵抗を排除することが第一ステップですからね。さすがに今ではエレキギター=不良って考える人はいないだろうけど、わが子が自分から楽器やりたい(=音楽やりたい)といったら、ぜひ前向きに考えてやってほしいものです。
 ま、そんな思いもいっぱいつまっているのです。YAMAHAというネームには。

メンテナンス  2003.10
最近どうも高フレットで弦高が高くて、チョーキングすると音が詰まって弾きにくい。もしやと思ってブリッジ側からネックを見るとそれはもう見事な順反り。さっそくメーカーへメンテナンスを依頼しました。
ネック反り調整、フレットすり合わせをして部品をいくつか交換しただけですが、見違えるように弾きやすくなりました。まるで買ったときのようです。「一生モンだぁ〜」(←大げさ)

Body Flame Maple Top, Honduras Mahogany Back by Warmoth
Neck Hard Maple (Bolt on) by Warmoth
Finger Board Rosewood 24F with Special "Z" Inlay
Scale 648mm
Bridge Rockin' Magic-ProIII (Lisenced under Floyd Rose)
Pickups YGDH-1B by DiMarzio (DiMarzio PAF Pro)
YGDS-1B by DiMarzio (DiMarzio HS-2)
YGDH-2B by DiMarzio (DiMarzio FRED)
Controls Master Volume, Master Tone,
4pole 5P-Selector SW (Bi-Sound System)
Electronics None
Hard Ware Black
Finish Yellow Natural Satin

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